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 かえりみち



高校の通学路。
バスを利用するよりも、16号のバイパス沿いを、
1時間位かけて歩いて帰るのが好きだった。

波のような葉ずれの音が頭の上の方で聞こえるし、
下りに差し掛かると遠くまで景色が見渡せて、何度見ても嬉しい気持になる。

で、ある日。
友達が遊びにくるときに、一緒に歩いて帰る事を提案する。
最寄り駅近くで、格安「そぼろご飯風ちらし寿司」を発見し、
それを食べに行きましょうと言う事になったのだ。

真夏日の日中。
お腹はペコペコ。

このTPOをまるで考えていない企画に、
彼女はしぶしぶ「すぐつくんだね?」
と釘を刺した上で同意した。
まあ、1時間までは「すぐ」にはいるんじゃないの?
と口に出さずに自分会議終了。(道自慢作戦決行)

いつもやさしい彼女が、
こんなに不機嫌オーラ全開になってるのを見たのは、
この時がダントツ一番だ。

歩き始めておよそ30分。無言になる。

なのに私は「どう、この道ステキでしょう~?」
今なら「くうき、よめよ」と言ってあげるのに。

日はカンカン。
お腹はグーグー。

流石に、ピリピリムードに気がつき
「あり、もしかして怒ってる?」
と、ダイレクトなフォローをするが、
カキーン。ベシャ。っと念力で弾かれる。

結局お寿司屋さんにたどり着くまでに
彼女がしゃべった言葉はこの一言だった。

「まだ?」

それから、サンプルでは分らなかった、
「そぼろ風ちらし寿司」の中身は、
卵→たくわん
シャケ→ショウガ
鳥そぼろ→しいたけ
の見当違いだった。




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09:08 | 思いで絵日記
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