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 ハトの霊事件-その4-




いよいよ、霊視も佳境です。

「眼球」がマブタに張り付いていると言われたFさんは、
女性に多い甲状腺の病気を患っていて、
症状の1つとして、眼球突出という状態に見舞われていたため、
この唐突な回答も、あながち無関係ではないなと、
私を含め、事情を知っているスタッフはそう思いました。

Fさんが感慨深げに、
ご自分の病気を、彼らに伝えると、

「そうですか、それじゃあこれは、
病気と、何か関係あるのかもしれないですね。
ん~、取っちゃいましょう。」

彼は、自分にしか見えないそれを、
親指と、人差し指でつまみ取り、
プニプニと感触を確かめてるようです。

さわれんだ?!

その動作を、無言で見守る我々。

つまんだ眼球をどうしたのか、
その後の記憶が無いのですが・・・・

一体、何を何処まで受け入れていいのか、悪いのか。
キャラと言動の突飛さでは、
かなりチープな匂いを漂わせながら、
ピンポイントで信憑性のツボを押さえてきます。

そんなこんなで、
一通り話が一段落。

あー。でも、見てもらって良かった。
(よかったよね!?)
口々に今日の体験をまとめに入り、気持的には〆な感じ。
運動会でいえば、最後の校長先生のお話、辺の空気。

その時です。

私、突然、頭が重く痛くなりました。
「あいてて・・・」

本当に急に。
「何だろう?急に頭が・・・」

たまに人ごみで、
急に頭が痛くなったりする事はあったので、
良くあるそんな感じなのかな、と思ってたのですが。

その様子をじっと見ていた、魔女の帽子をかぶった彼女が、
タタタと私に駆け寄り、私の頭を指差して言いました。
「なんか乗ってる。」

皆の注目が、私に集まります。

え!?
な、な、な、何かって何!?
もともと気の小さい私は、
あらゆる悪い事を想像して、気が遠くなりました。

「な、な、何か憑いてるんですか?!」

彼女は「何かしら?」言うと、半泣きの私の頭から、
その何かを、両手ですくうような動作をしました。

その瞬間。

頭痛も、重さも、ふっと掻き消え、
嘘みたいに軽くなったんです。
「あ。治りました。。」

!!!
は?まじで、本当にか!?
周りのみんなは唖然としています。

ぽつっと彼が言いました。
「ハト」

魔女の帽子の彼女も続けます。
「あ~ハトだわ。」

は・と・?

「ぶ」
「ぶわははははは~!!」
堰を切ったように、巻き起こる大爆笑の渦。

「今日から、ちょびをくるっくーって呼ぼうよ!」
「ぎゃははは。頭にはとの霊がとまってたんだって~!!」

恐怖も疑惑も吹き飛ばして、
イベントの最後は、笑顔の大団円。

真っ白に燃え尽きた私を置き去りにして。


私の友人・知人は耳にする機会があったかもしれない、
これが、例のハト事件の全容でした。

<おわり>




04:34 | 思いで絵日記
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