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 おばあちゃんが桃を剥く



小学生の夏休みは田舎へ向かう。

うちの母親の実家は山梨。
日本で一番汚いと評判の方言、
いわゆるズンズラ弁を話す。

米屋を営む実家に、母親の兄弟が集まるのが慣例だ。
孫を連れて、近くから,遠くから、沢山あつまる。

おばあちゃんはどの孫を呼ぶときも
「ぼう」と言う。
分け隔てなく、どの子も「ぼう」なのだ。

目が悪いおばあちゃん、その日ちゃぶ台に座って
「ぼう」たちにたべさせようと、せっせと桃をむいていた。

わーとってもおいしそう。

我慢できなくなった私は、
こっそり机の端から顔だけ出し、
お皿に口をくっつけた。

カットされた桃が落ちてくると、
「ちゅぼっ」
と、すばやく吸引回収。

ぽとり
「ちゅぼっ」
・・・
ぽとり
「ちゅぼっ」
・・・
ぽとり
「ちゅぼっ」
・・・

さてそろそろ良いかと、おばあちゃんがお皿を見ると、
そこにあるはずの「ぶつ」がない。
かわりに、たこのようにお皿に吸い付いたまま、
ほっぺをモグモグさせている子供を目撃する。

一瞬あれ!?という顔をしたけど、
「ぼうが全部くっちまったずら?」
と言って笑った。

私もえへへと笑った。





00:33 | 思いで絵日記
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