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 謎の化石




小学校の頃。
引っ越してきた当時、大きくてまっすぐな道路は崩しかけの山だった。
担任の先生に、その断面から化石がでると聞いて、
女子4人が鼻息も荒く、調査団結成。

現場に到着と同時に、
手に手にスコップとバケツを持って、粘土質の土を掘り始めた。
。。。数十分が経過した頃、
1人が「あっ!」という声を上げた。

な,何だろうこれは?
わらわらと集まった4人の顔が興奮で紅潮する。

鳥の顔に魚の胴体、ひょろ長い足が二本。。
そんな風に見える。

「こんな生き物見た事無いよ!」
「も、もしかして新しい生物を発見してしまったのでは!?」
ものすごく安易に、その気になる女子4人。

興奮でフガフガ言いながら、みんなで周りの土をこそげていく。
。。こういう時に事故は起こる物で、
テンションが上がりすぎた1人の女子のスコップが化石を直撃。

ガツーン!..パカ..

新種の化石がまっぷたつに割れてしまった。
!!!!!
冷たい風がひゅるる。。と吹いた後、その子は泣き出す始末。
「ううううう。ご、ごめ。。ごめんね。。ひっ。ひっ」
しかも誰も、「ドンマイ!」的な事を言わない。
私なんか浮かれすぎて、頭の中で新種の名前すら考え始めていた。

やっと誰かが小さい声で「いいよね。」ってフォロー。
みんな我に帰ったように口々に慰め、その日は解散になった。

翌日、このまっぷたつの新種に対して、
担任の先生から「これは樹の化石です。」との判定が下され、
4人の目が点になったのは言うまでもない。





00:22 | 思いで絵日記
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